補助金・移住

静岡県 移住促進 空き家バンク リフォーム補助金|移住者向け制度を市町村別に解説

公開: 2026-05-27 / 監修: 1級建築士 / 出典: 静岡県・各市町村移住担当窓口・国土交通省 / 2026年5月時点・市町村要確認

静岡県の移住促進・空き家バンク制度の全体像

静岡県は「ふじのくに移住」を掲げて県全体で移住促進を推進しており、空き家バンクを活用した移住定住リフォーム補助が県・市町村の2層で整備されています。富士山麓から伊豆・南アルプス山麓まで多様な居住環境と、新幹線通勤圏内の利便性が移住者に人気です。

静岡県では「ふじのくにに住みかえる」ポータルサイトを通じて、移住相談から物件紹介・補助金情報・先輩移住者の声まで一元的に提供しています。空き家バンクは各市町村が個別に運営しており、掲載物件数・補助金額・移住支援の手厚さは市町村ごとに大きく異なります。首都圏からのUIターン移住だけでなく、県内移住(静岡市・浜松市から東部・伊豆へ)に対応した制度を設ける市町村も増えています(2026年5月時点)。

移住者向けリフォーム補助金の主な種類と金額目安

移住者が空き家バンク物件をリフォームする際に活用できる補助金は①国の移住支援金(最大¥100万)②県・市町村の移住定住リフォーム補助(¥50〜200万)③TOUKAI-0耐震補助(最大¥100万)の3層で、適切に活用すれば合計¥200〜400万の補助が見込めます。

補助制度対象補助額目安窓口
国の移住支援金東京圏からの移住・マッチングサイト就職等世帯¥100万・単身¥60万県・市町村移住担当
市町村移住定住リフォーム補助空き家バンク等物件・転入者¥50〜200万(市町村による)各市町村住宅担当
TOUKAI-0耐震補強補助昭和56年5月以前着工の木造住宅最大¥100万(高齢者世帯¥150万)各市町村建築指導課
国の省エネ補助(窓リノベ等)断熱・窓・給湯器改修¥8〜200万(工事内容による)登録業者経由

※補助額・対象要件は市町村・年度により異なります。2026年5月時点・各窓口で要確認。

空き家バンク登録物件を購入してリフォームする流れ

空き家バンクの物件をリフォームして移住する標準的な流れは「物件探し→現地見学→インスペクション→購入申込→補助金申請→工事発注→転入届→補助金受領」です。補助金の申請タイミングを誤ると対象外になるため、転入前に市町村窓口へ確認することが最重要です。

  1. 移住相談・物件探し: 静岡県「ふじのくにに住みかえる」や市町村空き家バンクで物件候補を探す
  2. 現地見学・インスペクション依頼: 購入前に既存住宅状況調査(インスペクション)を実施し、構造躯体・屋根・水回りの劣化状況を把握
  3. 補助金の事前確認: 市町村の住宅担当・移住担当に申請要件・受付期間・予算残状況を確認
  4. 購入・リフォーム業者の選定: 地元で空き家リノベーション実績のある業者に相見積もり
  5. 補助金申請(工事前): 市町村移住定住リフォーム補助・TOUKAI-0等を工事着手前に申請
  6. 工事着工・完了: 補助金交付決定後に着工。完了後に実績報告書を提出
  7. 転入届・補助金受領: 転入要件を満たした状態で補助金を受領

市町村別の移住支援制度一覧(代表例)

静岡県内の市町村はそれぞれ独自の移住促進施策を持っています。ここでは2026年5月時点で補助が手厚いとされる地域の代表例を示します。詳細・最新情報は各市町村の移住定住担当窓口に必ずご確認ください。

富士宮市・富士市・掛川市・牧之原市などでは「空き家活用型移住支援事業」として独自のリフォーム補助を設けています。伊豆半島の各市町(伊東市・伊豆市・下田市・河津町・松崎町等)は移住者向け住宅取得・改修補助を独自に実施しており、特に南伊豆エリアは東京からの移住者向けに手厚い支援が充実しています。浜松市天竜区・北遠地域は自然豊かな中山間地域での移住支援に注力しており、「天竜材」を活用したリフォーム補助が特徴的です(2026年5月時点・要確認)。

出典: 静岡県「ふじのくにに住みかえる」ポータルサイト・各市町村移住定住担当窓口。2026年5月時点。制度内容・補助額は年度ごとに変動します。

TOUKAI-0耐震補助との組み合わせで補助金を最大化

空き家バンクに登録される物件は昭和56年5月以前着工の旧耐震住宅が多く、TOUKAI-0耐震診断・補強補助と移住定住リフォーム補助を組み合わせることで大規模な補助活用が可能です。「耐震補強+断熱改修+水回り更新」を一体施工すると工事効率が上がりコストも抑えられます。

静岡県では耐震補強を移住リフォームの必須要件としている市町村もあり、南海トラフ地震対策と移住促進を一体的に進める傾向が強まっています。TOUKAI-0耐震診断は無料〜数千円で受けられるため、空き家バンク物件購入を検討する段階で先行して申し込むことを推奨します。詳細は耐震リフォーム・TOUKAI-0解説記事をご参照ください。国の省エネ補助との組み合わせについては静岡リフォーム補助金完全ガイドも参考になります。

移住リフォームで注意すべき古民家・旧耐震住宅の問題

空き家バンクに多い昭和56年以前の古民家・旧耐震住宅は、外観では分かりにくい問題(シロアリ被害・腐朽・基礎無筋・耐震性不足)を抱えているケースが多く、購入前のインスペクションが必須です。想定外の修繕費用が発生しないよう事前調査を徹底してください。

  • シロアリ・腐朽: 床下・小屋裏・柱脚の腐食はリフォーム費用を大幅に増やす要因。インスペクションで事前発見が重要
  • 屋根の劣化: 長年放置の物件は雨漏り・野地板腐朽が進んでいることが多い。カバー工法より葺き替えが必要な場合も
  • 給排水管の老朽化: 鉄管・塩ビ管の腐食・詰まりは全面更新が必要になるケースも。水回り全面リフォームと同時施工を推奨
  • 耐震性の不足: TOUKAI-0診断で評点確認後に補強計画を立てる。補強なしで入居するのは南海トラフリスクがある静岡では危険
  • 断熱性能の欠如: 昭和時代の住宅に断熱材はほぼない。健康住宅化には壁・床・天井・窓の断熱改修が必要

移住相談窓口と手続きの進め方

移住リフォームの相談は「静岡県移住・交流推進課」「各市町村の移住定住担当窓口」「ふじのくに移住相談センター(東京)」の3か所が主な窓口です。リフォーム補助は住宅担当窓口との連携が必要なため、早期に複数窓口に問い合わせることを推奨します。

首都圏在住の方は東京・有楽町の「ふるさと回帰支援センター」内にある静岡県窓口(ふじのくに移住相談センター)で対面相談が可能です(要事前予約)。オンライン相談も対応しており、物件探しから補助金、リフォーム業者紹介まで一括してサポートを受けられます。中古住宅リノベーションの詳細は静岡県の中古住宅リノベーション完全ガイドもあわせてご参照ください。

よくある質問(FAQ)

移住者でなくても空き家バンクの物件は購入できますか?
空き家バンクは各市町村が運営する不動産情報サービスであり、掲載物件の購入・賃借自体は移住者以外でも可能な場合があります。ただし移住促進リフォーム補助金や移住支援金の対象は「移住者(転入後一定期間以内の者)」に限定されているため、補助金を受けるには居住実態を伴う転入が要件となります。詳細は各市町村の移住担当窓口でご確認ください。
静岡県内で移住支援金が最も手厚い市町村はどこですか?
移住支援の内容・金額は市町村ごとに異なり、また年度ごとに予算が変動します。2026年5月時点では伊豆地域(伊東市・下田市・河津町等)、川根本町、森町、浜松市天竜区などが独自の移住・定住支援策を積極的に実施しています。静岡県「ふじのくにに住みかえる」ポータルサイトや各市町村の移住定住窓口で最新情報をご確認ください。
空き家バンクの物件は老朽化している場合が多いですが、リフォーム費用の目安は?
空き家バンクに登録される物件は空き家期間が長いものも多く、屋根・外壁・水回り・耐震性など複数箇所に修繕が必要なケースが一般的です。部分修繕で¥100〜300万、耐震補強+水回り全更新+断熱改修を含む全面リフォームでは¥500〜1,500万が相場の目安です。購入前にインスペクション(既存住宅状況調査)を実施することを強く推奨します。
移住リフォーム補助金はいつ申請しますか? 工事前ですか?
原則として工事着手前に補助金申請・交付決定を受けることが条件です。転入前に物件購入・リフォーム工事を進めると補助対象外になる場合があります。転入届の提出時期と補助金申請のタイミングについて、事前に各市町村の移住担当窓口と住宅担当窓口の両方に確認してください。

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最終更新: 2026-05-27
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